嫉妬や人を羨む気持ちは、誰しもが経験したことがあり、またこの先もずっと感じる可能性のあるものではないかと思います。
あの人いいなぁ、私なんてこうなのにな
なんであの人ばかりうまくいくのかな
私もそうなりたいのに…いいな
あの人ばかりズルいな、不公平だな
あの人は私より愛されている
みんなから人気がある
自分よりいいポジションにいる
自分よりもいいものを持っている
自分よりもいい仕事をしている
自分の中にあるドロドロとした醜い感情、誰もが感じることです。
嫉妬心が一切ない、という人は中々いないのではないでしょうか。
私自身も「嫉妬」という感情はかなり感じてきた方ですね!
相手に「ムキ―!!!!!」と嫉妬したり、静かにじんわり嫉妬して苦しくなったり…。
「嫉妬心を感じるなんて、相手の良さを認められてないということ?私ってなんて心が狭いんだー!(泣)」と自分の心の弱さを責めた時もありました…。
嫉妬心まったくないよー!という方(そういう方も中には数%いるかもですが)は、自分の奥底にしまっていて気づいていない、もしくは見て見ぬフリをしている、もしくはすでに悟りを開いている(笑)、のどれかではないでしょうかね?
この「嫉妬」という気持ちは、結論から言うと、「自分にもできるよ!」という内側からのサインなんです。
意外ですか?実はすごくポジティブなことなんです。
相手がやっていることがうらやましい、いいな、と感じる=それを自分もやりたい
→やりたいけどできていない
相手がやっていることを見て、同じことを自分もしたい、と認識し、でも現実にはできていないので、そのギャップから「嫉妬」を感じています。
自分がやりたい、やればできることをやらずに我慢していたり、何らかの壁を感じてできない、と思っていることに対して嫉妬心を感じる、ということですね。
つまり、深層心理で「自分にもできる」と思ったことに対して嫉妬する、ということなんです。
自分の内側は自分自身が嫉妬したことに対して「できる」と信じているのです。
少し振り返って考えてみてほしいのですが、おそらく、本気で「自分にはできない」と思っている、もしくは「興味がないこと」には一切嫉妬心は感じないはずです。
私は歌うことが好きなので、うまく歌える人には嫉妬心を感じます。でも楽器がうまく弾ける人に対しては、純粋に「すごいなぁ!」と思うだけで、特に嫉妬心はわきません。
これは、私が歌うことにはすごく興味があって、うまく歌いたい!と思っているのに対し、楽器をうまく弾くことに対してはさほど興味がなく、練習量が必要なことがわかっていますから「自分には無理だなー!」と感じているからです。(一応ピアノ、ギター、サックスは経験者なんですけどね…)
あなたが嫉妬したものは「それ、自分にもできるよー!」というサインです。
その「嫉妬」は、自分にもそれは可能である、という自分の内側からのメッセージなんです!
「嫉妬」=それ、できるよー!の許可の合図なので、「嫉妬」を悪いもの、ネガティブと捉えずに、怖がらずに感じていい、ということなんですよ!
だから、もうどんどん嫉妬してください!(笑)
どんどん嫉妬するっていうのも変ですが、どんどん嫉妬しちゃって、どんどん自分に許可を出して、どんどん自由になっちゃってください。
嫉妬しても全然いいんです。だってただの合図だから。
「それ、あなたにもできるよー!いろいろ理由付けてやってないだけかもよ?できないというのは思い込みかもよ?大丈夫だよ!できるよ!」というメッセージなんです。
何度も言いますが、嫉妬を感じたら、それは自分にGOを出すタイミング、ということなんです。
だから嫉妬心を感じたら、「私、これできるんだ」「やってもいいんだ」という方向に思考を向けてみてください。
嫉妬をしたら、あなたはそれをやっていいし、できるし、やっても大丈夫だよ、やってもうまくいくよ、という合図だと捉えて、自分にGOを出す、許可を出す、それをやる自分を許すタイミングにしてください。
そうすると、「嫉妬」というものがあまり怖いものではなく、気楽に感じませんか?
気楽、というか、そんなに醜い、ドロドロとした嫌な感情、というものでもないんだなーと捉えられませんかね?
嫉妬心は、内側からの「やっちゃえよー!」という応援のサイン。
全力であなたを応援してくれています。全力で「あなたはできるよ!やっていいんだよ!」と言ってくれているし、全力であなたができる!と信頼してくれているわけです。
私、結構嫉妬すること多いんです…という方!
「嫉妬が多い」=「それ、(やってないけど)できるよー!の許可が多い」ということです。
つまり、それだけたくさん許可を自分に対して与えなければならない、ということは、自分のやりたいことをそれだけたくさん我慢している、ということになります。
最近、自分の時間取れていますか?小さなことでも自分がやりたい!と思ったことを実行してあげてますか?
嫉妬が多いと苦しいですね。それは頑張り過ぎている証拠。そこに気づいてあげるだけでも気持ちが楽になりますよ。
そして、自分の気持ちに素直になれないと嫉妬心は膨れ上がりますのでね!お気を付けくださいね
本当はその都度自分と対話して物事を進められると心身共に健康でいられて非常によいのですが、現代人は情報過多で中々邪魔が多くてできません。
でも、人間の体は非常によくできているもので、ちゃんと内側からサインやメッセージを送って気づかせてくれます。
だからそれすら無視する、なんてことはしないであげてくださいねー。
(あなたの心と体に代わってお願いしておきます!)
私がこれを知った時に、「自分ってなんて自分に対して優しいんだろう」とちょっと感動しました。(自分がたくさん出てきて「自分」とはなんぞや、となりそうですが)
だって自分の内側は全力で信じて全力で応援してくれているわけです。
普通に生活しているだけだと気づかないようなことも、「嫉妬」というサインで、あなたの我慢していること、やりたいけど無意識にできないと思っていること、を教えてくれるわけです。
無理してない?頑張り過ぎてない?大丈夫?というメッセージでもあるんです
よくよく考えてみれば、すごく優しいですよね…自分。
実際にできるんですよ。嫉妬したことに対しては。
でも、私たちって、自分自身であれはダメ、これはダメ、あれは無理、これも無理、あれもできない、これもできない、と勝手に決めつけていることが本当にたくさんあります。
これはもう無意識のうちに、です。
過去の経験、育った環境、今まで得た知識、誰かから言われたこと、価値観、ルール、考え方…
そういうものが時に自分自身の前に立ちはだかってどうにも進めなくなる時があります。
自分が自分に対して何かしら許していないことがある。
本当は、やることに対して自分自身が許可していないだけ。
自分がそれをやったら、嫌な思いをするかもしれなくて怖い。
そうなりたいと思う自分もいつつ、そうなってしまったら何かが変わってしまうようで怖い。
それをやったら傷つきそうで怖い。
単純にやる気力がない、体力がない、気力・体力がないことを認識するのが嫌だ。
お金がない、時間がない、才能がないと言いつつ、何か自分にとって不利益なこと、損することが起こるのではないか、という思いが無意識にあって、自分自身がstopをかけている、ということがほとんどです。
嫉妬は許可のタイミングです。立ちはだかる壁を打破するタイミング、とも言えます。
そのタイミングに気づくことができたら、実際にやってみてもいいと思います。やってもいいし、やらなくてもいいです。
気づいたからと言って必ずしもやらなくてはいけない、なんてことはなくて、そこは自由。
気づいただけで自分の中で何かが変わる感覚があると思います。それだけでも十分価値のあることです。
でも、何度も似たようなことに嫉妬心を抱くのであれば…それはもう潔くやっちゃいましょう(笑)
自分の内側からできると言われていますし、実際できるんです。同じ現象に何度も嫉妬するのであれば自分もそうなってしまった方が楽ですよね。
だから、嫉妬をあまり嫌わないであげてください…ね!
嫉妬なんて見苦しい!
嫉妬する自分が嫌だ!
嫉妬するの苦しい!
という感情もわいてくるかもしれないのですし、そういう感情を無理になかったことにする必要もまったくないのですが、嫉妬はそこまで怖いものではないんだな、と思ってもらえると嬉しいです。
あなたの内側は常にあなたの味方です。なんだか心強くないですか?
「あなたの一番の味方は、あなた自身」ということになります。
自分の一番近くに誰よりも自分を応援してくれている味方がいる、ということなんですね。
もしそう思えていないのであれば、それはすごく辛いことです。
あなたはあなた自身と片時も離れず、また生まれてから死ぬまで一緒にいますから、そのあなたがあなたの敵だったらどうですか?
あなたのことを蔑み、責め、罵るような存在といつも一緒にいたら辛くありませんか?
自分に厳しい人や真面目な人は、自分に対する評価が辛口になりがちです。
自分に対してダメだしが多くなってしまったり、自分を責めてしまったりすることが多いと、辛いですよね。
もしあなたがあなた自身を味方ではなく敵のように感じてしまっているのなら、それは本来のあなたの姿ではありません。
これはまた別の「自分責め」で書きたいと思いますので、今回はあまり深く触れませんが、あなた自身はあなたにとって心強い味方である、ということは間違いないことなので、少し安心してもらえたらいいな、と思います。
もし、私の味方は誰もいない、誰も私を理解してくれない、という思いがあるのなら、それは違います。
あなたの味方はあなた自身だし、あなたはあなたのことを本当によく理解しています。
これはあなたの無意識のうちに、です。
(自分のことだから当たり前だって?いやでも、そう感じられない時もありますよね)
他にももちろん味方はいますよ。自分の外側に家族、友人、恋人、パートナー、たくさんいます。
でも一番近くにいて、そして一番お付き合いの長い味方は、あなた自身です。
自分自身としっかり手をつなぎ、自分と仲良くなり、自分の内側の声に耳を傾けて進んでいけたら、とても生きやすいし、素晴らしいこともたくさん起きるし、幸せを多く感じながら生きていけます。
やはり「自分自身と仲良し」ということはすごくすごーく大事なことなので。
自分自身と仲良しではないと、あらゆるところに問題が生じますからね。
嫉妬心を感じたら、一度立ち止まってみてください。
嫉妬を感じたことに対して、「あなたが我慢している」ということに気づいてあげてください。
あなたが自分自身で抑え込んでいることに気づいてあげてください。
もしかして認めたくないようなこともあるかもしれません。
受け入れがたいこともあるかもしれません。
でも少し自分の内側の声に耳を傾けて…
無視している声はないですか?
聞いているのに聞こえていないフリをしていませんか?
合図を受け取っているのに、「無理!できっこない!」と突っぱねてないですか?
自分の気持ちに寄り添って素直に感じてあげてください。
それが自分に対して自分が優しくしてあげることにもつながります。
「嫉妬は許可するタイミング」と覚えておきましょう!
これを知っておいてもらえると、嫉妬を感じた時に少し違った視点に立てるのではないでしょうか。
(これは「投影」という一種の法則です。「投影」についてはまた別の機会に!)
嫉妬をただの嫉妬で終わらせない!嫉妬すらも自分の応援歌だと認識する!
なので、嫉妬を感じたら、自分が我慢していることに気づき、嫉妬したことを自分もやっていいよ!できるよ!と内側から言われているタイミングだ、と意識してみてください。
きっと今までよりも嫉妬心がポジティブに捉えられ、嫉妬すること自体に感謝したくなるかもしれませんよ!