相手にイライラ・怒りを感じたら、力を緩めるタイミング

自己治癒力

日常で生活していると、誰かに対してイライラしたり、怒りを感じることがあると思います。
その感情は快不快で言ったら「不快」の方に入るのではないでしょうか。
相手のこと嫌な人だなー、苦手な人だなーと思ってしまうきっかけにもなり得ますよね。
さらに、イライラする自分に対して嫌になってしまったり、怒っている自分に対して「また怒ってしまった」みたいなことを感じてしまう方も多いのではないでしょうか?

イライラすることや怒ることに対しては、まったく問題ない…というか全然いいんですよ!
あなたから自然と出てきた感情なので、それを無理になかったことにしようとしたり、抑えつけたり我慢したりする必要はないです。
イライラしてはいけない!怒ってはいけない!ということではないんですね。

ただ、自然に出てきたそのイライラや怒りをどうにかしたい!と思うことはないですか?
イライラや怒りの後に、心穏やかになれる方法が知りたい、とか。


実は、イライラしたり怒りを感じている時は、自分からのサインなんです。
そのサインをキャッチするタイミングだよーと言われているのですね。
なので、ただイライラする、怒りを感じるだけでなく、その先へ発展させる方法がある、ということを少し覚えておいていただけると、気持ちが楽になるのではないかな、と思います。

結論から言うと、相手に対してイライラや怒りを感じてしまう時というのは、相手がやっていることを自分はできていないためフラストレーションがたまっている、ということが多いです。
相手がやっているのを見て自分もやりたいのだけれど、自分はできていないことを認識し、「ズルい!」とか「私だってやりたい!」と心の中で思っていることがイライラや怒りになって出てきている、というわけです。


解決方法を乱暴に言ってしまえば、相手と同じことをすればいいだけ、なんですが…
要は、自分に対して「相手と同じことしていいよ」と許可してあげればいいだけ、なんです…


相手がやっていることを自分もできれば満足するのかもしれません。
でも、そうは言ってもー、ということがあるんですよねー。
相手がやっていることを「自分もやりたいんだ」とわかったとしても中々できないよ、ということもよくあることだと思います。

そんな時はこんな風に捉えてみてくださいね!


相手に対してイライラしてしまう時、怒りを感じてしまう時は、自分の力の抜きどころポイントがわかるタイミング


つまり、自分から「頑張り過ぎてるよ!」「やり過ぎてるよ!」というサインが送られてきているのです。
そのサインをキャッチして、自分の力を緩めることに意識を向けられたらとても楽になりますよ。

あなたは我慢して自分を抑えつけてやりたいことができていない、という状態なので、実はすごく頑張っている時!なのです。
本当はやりたいけど、やってはいけない!それをやったらダメだ!と我慢している、頑張ってやらないようにしている、または代わりに別のことを頑張っている、そんな自分がいる、ということにまず気づいてあげてください。


相手に対してイライラや怒りを感じたら、1度立ち止まって、
「あ、私今何か頑張り過ぎているのかもしれないな」とサインをキャッチしてください。
で、「あー、ここを頑張り過ぎていたな」「これに対してやり過ぎていたな」「これに対して強く我慢してやらないようにしていたな」とわかったら、その力みを緩めてみてください。
やれてなかったことをそのままやる、でももちろんいいんですよ!
でももしすぐにできない、難しい、という場合は、力を緩めるポイントを発見するいい機会だと意識してみてください。

ここからは少し、最近私に起きたイライラを例にお話ししますね。


職場に、何でも私に聞いてくる人がいるんですよ。
頼りにされるのはすごく嬉しいんですけど、「え、それこの資料見ればわかるよね?」とか「それ少し調べたら結構簡単にわかるよね?」とか「それは自分で何とかできるんじゃないの?」と思うことが結構ありまして…。
そういう時って決まって私が別件の対応で忙しい時や慌ただしい時など、いっぱいいっぱいになっている場面で起きるんですよね。


時間に余裕があれば心に余裕もあるので、聞かれたら快くお答えできますけど…私も人間なんで(笑)
それ今聞く?今それ?それ自分で調べればわかるよね?
自分で何とかせーい!私に頼るな!
忙しいの感じ取って空気読め!(結構辛辣…)
みたいなことを思い、その相手に対してすごーくイライラしたことがありました。(一応お答えはしましたが、ちょっとツンツンした態度を取ってしまいました…)


で、後から冷静になった時に、
私めっちゃイライラしたな、
なぜこんなにもイライラしたのかな、
何か我慢していることがあるんだな、
自分が頑張り過ぎていることが何かあるな、
ということに意識を向けたわけです。


そこでわかったのは、
「あまり人に頼ってはいけない」
「自分で解決する努力をせずに、すぐ人に聞いてはいけない」
「自分一人で解決しなければいけない」
「自分で調べなければいけない」
ということを頑張っていたんだな、ということに気づきました。


私のポリシーというか、価値観というか、私の中で「自分一人で解決する力」というのは大事だと思っているところがあります。
自分でやりたい!自分で答えを見つけたい!という気持ちもあるのだと感じています。
本当にわからなければ、もちろん人に聞きますし教えも請いますが、そこまでの過程において努力することを良しとしている節がありました。
マイルールなんですけどね。


でもその価値観やルールをやり過ぎて頑張り過ぎてしまっていたので、相手がすぐ聞いてくると「なんだよ、自分で調べろよ!聞く前に努力しろよ!」と思ってしまった、というわけなんです。


なので、自分の頑張り過ぎていたところ力の抜きどころポイントがそれでわかったので、自分に対して、もう少し優しくなってあげて
「もう少し人に頼ってもいいんだよ」
「もう少し人に聞いてもいいんだよ」
「自分一人で何でも解決しようとしなくていいよ」
と、力み過ぎてない?頑張り過ぎてない?力抜いていいよー!と自分自身に言ってあげたんです。

やっぱりね、相手に聞くと相手の貴重な時間も奪ってしまうことにもなりますから、自分でできることは自分でやらないと、という考え方が私の中にあったんですね。
人と一緒に仕事をする上で、その考えって必要だとは思いますけど、自分が無理して苦しくなってしまうなら、ちょっとその考えや価値観、マイルールを見直す必要もありますよね。
頑張り過ぎていたな、やり過ぎていたな、我慢し過ぎていたな、自分の決めたルールに苦しいのに縛られていたな、と気づくと自分の気持ちが楽になります。


そして、イライラしてしまった相手に対しても、あの人何なのかしら!嫌な人!苦手な人!とレッテルを貼ってイライラの嫌な気分で単純に終わらせるのではなく、あの人は私が今頑張り過ぎているポイントを教えてくれた人なんだな、力の抜きどころを教えてくれている人なんだな、と思うと、相手に対してありがたいな、あの人がいてくれてよかったな、という感謝の気持ちがわきませんか?(とても平和的解決!)


だって頑張り過ぎは辛いじゃないですか。それに頑張り過ぎて心や体が不調になったら困るじゃないですか。
それを事前に防げたわけですよ。その人にイライラしたことで気づき、気づいたことで少し考えややり方を改めることで辛く苦しい思いも解消できるわけです。

イライラした相手にも感謝の気持ちを持つことができる。これは副産物かもしれませんが、すごくいいことですよね。
やっぱり嫌いな人・苦手な人が多い職場とか嫌じゃないですか…(これは職場に限ったことではないですが)
できればいつでもいい気分で過ごしたいですよね。
周りにいる人に感謝の気持ちを持ちながら過ごせるってとても幸せなことですし、心も穏やかでいられます。


自分の意識の持ちようで相手を仲間とすることもできるし、苦手な人とすることもできます。自分次第で選択可能です。
じゃあどうやってやったらいいの?となった時に、上記に書いた内容を実践してみてください。

相手にイライラや怒りを感じた時は、頑張り過ぎ、力の抜きどころをキャッチするタイミング、と意識して、その相手は自分に頑張り過ぎだよ、力抜いていいんだよ、と教えてくれた人、と思うことで相手を憎まずに感謝を持ってみる。


そう思えば、イライラや怒りを感じる相手さえも、自分が楽に生きるために存在してくれているんだ!と感じませんか?(都合のいいように解釈する!)
そして、これがわかれば、イライラや怒りを感じることも怖くないのです!


自分からわき上がるイライラや怒りの感情も疎ましく思わず、頑張り過ぎだよー!緩めて―!自分にもう少し優しくしてねー!のサインだと気づいてあげる。
気づいたらぜひ、できる範囲でいいので、力を抜いたり緩めたりしてあげてください!
厳しすぎるマイルールや価値観、考え方の見直しもできるとなおいいですね!
でも「頑張り過ぎている自分」に気づくだけでも心が楽になりますので、まずはそこから!

ぜひこのやり方?考え方?覚えておいていただき、実践していただくと心が楽になりますよ!
あ、でも無理にイライラや怒りを鎮めようとしなくていいですよ。
一旦は感情を全部感じてあげてください。
この方法は、感情を感じた後少し落ち着いて冷静になってからで全然大丈夫です!


イライラや怒りすらも自分の味方にして自分をさらに自由にしていく。オススメです!

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